Paper Thermometer製のサーモテープの紹介です。サーモテープは対象物の温度を客観的に確認する為の必須のツールです。
当社が取扱いしておりますPaper Thermometer製のサーモテープは測定出来る温度の各間隔が狭いので、非常に使いやすいです。特に、熱硬化型インキを利用する印刷現場では季節的な要因、対象となる素材の炉内配置位置等によって実際に掛かる熱量にバラツキが生じやすいので、このようなテープを使用することで硬化不良、黄変といったトラブルを避けることが出来ます。
①このタイプでは188℃~232℃まで測定出来ます。1シートあたり、8列のラベルです。
②参考として、200℃で熱硬化するインキの試験の為に、このテープを1列、素材であるガラスに貼り付けます。その際は、ゴミ等がないように表面を綺麗にしてください。
③サーモテープの仕組みとして表示されている温度に到達するとそのブロックのみ黒くマーキング(不可逆)されます。以下は、当社の電気炉でMAX 200℃のプログラム熱処理が終わったあとのイメージです。この時の試験では、ガラスに対して、実際には188℃付近までしか温度(最大)が掛かっていないことがわかります。インキのタイプによってはこの条件下では、もう少しプログラム設定温度を高めにする方がより理想的な熱硬化条件に近づく可能性があるということがこのサーモテープで判断出来ます。